犬は大きな音でパニック状態になる。いち早く犬の緊張状態を察することが大事。

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犬の散歩時

なぜなら緊張状態というのは不測の事態に対して素早く反応するための待機状態と言えるからです。

常に何かに備えているわけですから、その何かが起これば直ちに反応し行動を起こします。その行動は様々ですが一例をあげるとしましょう。

車が苦手な犬がいるとします。

車が苦手な犬は大きな音がするトラックなどをさらに怖がります。

散歩中に後ろから勢い良く向かってくるトラックが犬のそばを通過した時に、犬はパニック状態になります。恐れおののき飛び上がるようにしてトラックの反対側に逃げます。

このときに犬が飛び上がったことに驚いた飼主はリードが手から離れてしまい、犬はパニック状態のままどこかに逃げてしまいました。

もう1つのケースでは、散歩の最中に、頻繁に遭遇する苦手な犬に鉢合わせた時、自分の犬が相手の犬に急に突進して大げんかになってしまいました。

リードを掴む事もできずに喧嘩は最悪の事態に陥いり、襲われた方の犬もパニックになり、飼主はリードを離してしまい、そのまま逃走してしいました。

実はこの2つのケースは私の元に相談があった実際に起こった出来事です。

両方とも脚側歩行をしていたのにも関わらずこのような事故が起こってしまいました。幸いこのケースでの犬達は大事に至らず元気に暮らしています。

反省点としては脚側歩行はしていたが、犬が緊張状態にあることを飼主が緊張状態を解くようにします。

緊張は度合いが上がると興奮に発展します。興奮度が高まると直ぐに何かのアクションを取る間近です。

つまり緊張状態が突発的といわれる行動の前兆なのです。なので緊張したらリラックスさせる、リラックスしたら褒めるという作業をその都度に繰り返し教えていけば、緊張状態になりにくくなります。

褒めるタイミングも完全にリラックスした状態を望んでも中々うまくいかないので、それぞれの緊張状態とリラックス状態を段階として捉え、一段階リラックスに近づいたら褒めるという方法で犬に”リラックスすると褒められる”と教えます。

具体的な方法論は第四章で述べますが、ここではロジックを理解してください。

このように飼主が、いち早く犬の緊張状態を察することができれば、犬は突発的な行動を起こさないですみます。

また常にリラックスした状態を維持するようにすることで、緊張状態に陥る頻度も下がります。

犬の緊張状態を早くに察するには飼主にも一定の知識が必要になります。

どういった状態が緊張状態なのか、興奮状態なのかを知らないと判断がつきません。

これについては第三章で説明します。さらにこれに指示に対する応答性を高めておけば、緊張状態から脱するのも早くなり、事故の確率を格段に下げることが可能になります。

リラックスしていて応答性が高ければ、仮に不測の事態が起こったとしても、いち早く緊張状態から脱し、犬は取り乱すことなく落ち着きを取り戻せます。

つまり大切なポイントは犬が歩く位置ではなく精神状態と、こちらに注意を向けているかにあります。

私がお勧めする歩行法では、まず脚側歩行をマスターしたら好きに歩いて良しとしています。わが家の犬達も同じです。

我が家の先住犬で一番年上の犬は私よりも前を歩いています。

しかし精神状態はリラックスしているので力みもありません。力んでいないのでリードは張らずにダラっと弛んでいます。

そこに何か対象の出来事や物があると、私は直ぐに「後へ」と指示をだします。すると犬は振り返って私の顔を確認するとすぐに後ろに下がり、私の脚側に付いて歩き続けます。そしてその対象が過ぎ去ったら、そっとリードを持つ手を緩めて犬はまた前を歩きます。

要は上手く歩けるのなら何処を歩いても良いということです。


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引用文献・参考文献

著者 田中 雅織氏

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